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作家相片玉綺 Gyokuki

神魔妖精、荼吉尼天:東西方的「惡魔性」與「惡魔主義」


First, We Make the Beast Beautiful. ——Sarah Wilson
「すべてこれらの命題は 心象や時間それ自身の性質として 第四次延長のなかで主張されます」—— 心象スケツチ/宮沢賢治


Daimon・Daemon・Dæmon


The words "dæmon" and "daimōn" are Latinized versions of the Greek "δαίμων", a reference to the daemons of ancient Greek religion and mythology, as well as later Hellenistic religion and philosophy. (1)


A daimon is in Greek mythology, a type of spirit or intelligence between gods and humans. Daimon means “divine being.” Daimones can be either good or evil in nature, though even good ones will act in a hostile fashion when angered. (2)


A modern romanization of Ancient Greek δαίμων (daímōn, “dispenser, tutelary deity”), intended to distinguish its ancient Greek sense from later conceptions of demons. (3)


Rōmaji transcription: ダエモン (4)


δαίμων


δαίμων • (daímōn)

1. god, goddess

(1) divine power, deity

(2) guardian spirit (Latin genius), and so one's fate, destiny, fortune


2. departed soul


3. (ecclesiastical, biblical) demon, evil spirit (5)


Daimonic


Daimonic:惡魔性

Daimonism:惡魔主義


The idea of the daimonic typically means quite a few things: from befitting a demon and fiendish, to be motivated by a spiritual force or genius and inspired. As a psychological term, it has come to represent an elemental force which contains an irrepressible drive towards individuation. As a literary term, it can also mean the dynamic unrest that exists in us all that forces us into the unknown, leading to self-destruction and/or self-discovery. (6)


Adjective


daimonic

1. In the way of a daimon; befitting a demon; fiendish.

2. Motivated by a spiritual force or genius; inspired.


Noun


daimonic

1. (psychology) The unrest that exists in us all which forces us into the unknown, leading to self-destruction and/or self-discovery.

2. (psychology, spirituality, mythology, literature) The journey and transition from innocence to experience; part of the process of individuation.

3. (mythology, literature) The place where light and dark meet. (8)


Demonic


1. Pertaining to demons or evil spirits; demoniac.

2. Pertaining to dæmons in ancient Greek thought; concerning supernatural ‘genius’. (9)


悪魔主義(あくましゅぎ、diabolism)


至高善である神のアンチテーゼである悪の権化、悪魔を神のように崇拝し、人生または思想のよりどころにする考え........文学では19世紀末に反道徳的退廃主義や耽美主義が横溢(おういつ)し、人生の裏に潜む暗黒面をひたすらに凝視する作家が悪魔主義的というレッテルをはられ、ボードレール、ホフマン、ユイスマンスらが登場し、日本でも谷崎潤一郎の初期の作品がこの系譜に連なる。(日本大百科全書(ニッポニカ))


すべてを破壊し否定する悪魔的精神により,人間の暗黒面を追求,その表現に美を見出そうとする文学上の傾向。(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)


19世紀末にヨーロッパで起こった、悪魔的なものの中に美を求める文芸上の主張。耽美主義が極端に進んだもの。(デジタル大辞泉)


(satanisme diabolism の訳語) 唯美、耽美をさらにつきつめて頽廃、怪奇などを好む文芸、思想の一傾向。ポーに影響されて一九世紀末フランスに起こった。(百科事典マイペディア)


文学で言う悪魔主義とは、社会的規範から外れた行動や嗜好を示す倒錯的な考え方を指します。醜いことや、汚いこと、異常なことを描き、その中に美と感動を見いだそうとする特徴があります。(10)


「耽美(たんび)」とは、美を最も価値のあるものと考え、その世界を追求し、陶酔することという意味です。道徳を否定し、悪徳や享楽を肯定する「耽美主義」から生まれた芸術作品の影響から、退廃的で悪魔的な空想の美の世界感が「耽美」という言葉のイメージの根底にあります.......耽美主義とは、道徳に縛られず、美を唯一の価値あるものとして、極端な芸術への愛好を示す芸術思潮のことです。道徳を否定することから、破滅や倒錯、狂気の美など、人間の心の闇に見い出される美の追求であることも特徴です.......そこから悪魔主義に近づく傾向を持ちました......「デカダンス」(Decadance)とは、フランス語で「退廃・衰退」の意味を持つ、19世紀末のフランスを中心とするヨーロッパに生まれた芸術思潮です。日本語では退廃派とも呼ばれ、耽美的・悪魔的傾向を持つ芸術や、道徳に反する芸術美を追い求めました。(11)


Yaksha(夜叉)


The yakshas are a broad class of nature-spirits, usually benevolent, but sometimes mischievous or capricious, connected with water, fertility, trees, the forest, treasure and wilderness. They appear in Hindu, Jain and Buddhist texts, as well as ancient and medieval era temples of South Asia and Southeast Asia as guardian deities. The feminine form of the word is yakṣī or yakshini. (12)


In the mythology of India, (Yakshas are) a class of generally benevolent but sometimes mischievous, capricious, sexually rapacious, or even murderous nature spirits who are the custodians of treasures that are hidden in the earth and in the roots of trees. They are powerful magicians and shape-shifters. Principal among the yakshas is Kubera, who rules in the mythical Himalayan kingdom called Alaka. (13)


(夜叉とは、訳:暴悪・捷疾鬼・威徳)古代インド神話に登場する鬼神。薬叉(やくしゃ)とも称する。のちに仏教に取り入れられ護法善神の一尊となった。 一般にインド神話における鬼神の総称であるとも言われるが、鬼神の総称としては他にアスラという言葉も使用されている(仏教においては、アスラ=阿修羅は総称ではなく固有の鬼神として登場)。夜叉には男と女があり、男はヤクシャ(Yaksa)、女はヤクシーもしくはヤクシニーと呼ばれる。財宝の神クベーラ(毘沙門天)の眷属と言われ、その性格は仏教に取り入れられてからも変わらなかったが、一方で人を食らう鬼神の性格も併せ持った。ヤクシャは鬼神である反面、人間に恩恵をもたらす存在と考えられていた。森林に棲む神霊であり、樹木に関係するため、聖樹と共に絵図化されることも多い。また水との関係もあり、「水を崇拝する(yasy-)」といわれたので、yaksya と名づけられたという語源説もある。バラモン教の精舎の前門には一対の夜叉像を置き、これを守護させていたといい、現在の金剛力士像はその名残であるともいう。 (14)


Asura(阿修羅)


阿修羅は、八部衆または二十八部衆に属する、仏教の守護神。六道の一つであり、戦闘をこととする鬼類。五道には含まれないが、趣(gati)の一つとするときは「阿修羅道」である。 漢訳は非天、不端正。 古代インドでは生命生気の善神であった。名称も、本来サンスクリットの asu(息、命)に由来するが、悪者とみなされるようになってからは、「a」が否定の接頭語と解釈され、非天、非類などと訳された......人間道の下とされ、天道・人間道と合わせて三善趣(三善道)、あるいは畜生道・餓鬼道・地獄道の三悪趣と合わせて四悪趣に分類される。五趣に修羅道はなく、天道に含まれていた。また「増一阿含経」と「正法念処経」では、神通力を持つ魔羅身餓鬼の阿修羅と、海底地下84000由旬を住処とする畜生道の阿修羅が居るとしている.......妄執によって苦しむ争いの世界。果報が優れていながら悪業も負うものが死後に阿修羅に生る。 (15)


Rakshasa

羅刹(Rakshasa)とは鬼神の総称であり、羅刹鬼(らせつき)・速疾鬼(そくしつき)・可畏(かい)とも訳される。また羅刹天は別名涅哩底王(Nirrti-rajaの音写、ラージャは王で、ねいりちおう、にりちおう)ともいわれる。破壊と滅亡を司る神。また、地獄の獄卒(地獄卒)のことを指す時もある。四天王の一である多聞天(毘沙門天)に夜叉と共に仕える。 (16)


Dakini(ダキニ)


荼枳尼天の起源であるインドのダーキニーは、裸身で虚空を駆け、人肉を食べる魔女である。ダーキニーの起源は明らかでないが、ヒンドゥー教もしくはベンガル地方の土着信仰から仏教に導入されたと考えられている。立川武蔵によれば、ダーキニーは仏教に取り入れられたのち、ヒンドゥー教でも女神として知られるようになった。もとはベンガル地方の女神カーリー(Kali、大時母)の侍女で、後にカーリーがヒンドゥー教の神シヴァの妃とされたため、ダーキニーもシヴァの眷属とされた、と立川は説明している。また、津田真一のいう「尸林の宗教」の巫女に起源を求める説もある(後述).......ヒンドゥー教ではカーリーの眷属とされ、カーリーに付き従って尸林をさまよい、敵を殺し、その血肉を食らう女鬼・夜叉女となっている......初期密教ではダーキニーは羅刹女の類であり、荼枳尼の害を除くための呪文などが説かれている。また、人間と獅子との間に生まれた子が、荼枳尼や荼伽(男のダーキニーはダーカ、女も荼伽女)となり、初めは鳥獣を、後には人肉を食うようになったとの話も見られる.......自由自在の通力を有し、6ヶ月前に人の死を知り、死ぬまではその人を加護し、死の直後に心臓をとってこれを食べるといわれる。人間の心臓には「人黄」という生命力の源があり、それが荼枳尼の呪力の元となっているのである......憑き物落としや病気平癒、開運出世の福徳神として信仰される。俗に荼枳尼天は人を選ばないといわれ、誰でも願望を成就させると信じられたため、博徒や遊女、被差別階級等にも広く信仰を集めた。(17)


「唾(つばき)し 歯軋り行き来する おれは一人の修羅なのだ(風景は涙に揺すれ).......ZYPRESSEN しづかにゆすれ 鳥はまた青空を截る(まことにの言葉は此処になく 修羅の涙は土にふる)」—— 春と修羅/宮沢賢治


荼吉尼天是誰?她是一個來自日本的「女神」——稻荷神(Inari Kami)。聽起來很淡雅對不對?但她一出場其實是一位騎著白狐的滿臉怒氣的女人,而且更恐怖的是,她還很重口味!她吃什麽過活呢?吃「人黃」。大家一定聽說過牛黃,人黃是什麽呢?就是人的心!所以因為自己的重口味,我們的荼吉尼天就被更高級的神仙「約談」了,最後妥協的結果是,可以不吃活人的心,而是吃死人的心。那麽怎麽樣保證食材「新鮮」呢?而且不被夜叉之類的別的神捷足先登呢?荼吉尼天有一項本事,就是打眼一瞧,就知道誰6個月之後會死。這樣她就可以和那個人達成協議,幫那個人實現願望,讓她在這6個月當中過得幸福快樂,6個月之後,人一死,荼吉尼天就過來將那人的心挖出,飽食一頓。(註:「神仙」=大日如来、忿怒大黑天)
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