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  • 作家相片玉綺 Gyokuki

幽遊文芸|蛇が華鳥風月を光らるの幻想郷を


「あなた方は薔薇を見れば美しいと仰言り、蛇を見れば気味がわるいと仰言る。あなた方は御存知ないんです、薔薇と蛇が親しい友人で、夜になればお互いに姿を変え、蛇が頬を赤らめ、薔薇が鱗を光らす世界を。


兎を見れば愛らしいと仰言り、獅子を見れば怖ろしいと仰言る。御存知ないんです、嵐の夜には、かれらがどんなに血を流して愛し合うかを。


神聖も汚辱もやすやすとお互いに姿を変えるそのような夜を御存知ないからには、あなた方は真鍮の脳髄で蔑んだ末に、そういう夜を根絶やしにしようとお計りになる。でも夜がなくなったら、あなた方さえ、安らかな眠りを二度と味わうことはおできになりません。」


—— 『サド侯爵夫人』/三島由紀夫




「嗚呼 華のように鮮やかに さあ 嗚呼 鳥のように優雅に 嗚呼 風まかせも心地良い さあ 嗚呼 月明かり照らされて


正しさなんてもの

人のモノサシによって変わる

この世界 不変あるとするならば

華鳥風月 厳かで美しいもの


後悔をして 学び また歩もう

二度と過ち 繰り返さぬように

歴史とは 変わらぬ感情が

廻り廻って 傷付けて和解された

世界の成長

正しさなんてもの 大人にも分からない幻想 この世界 不変あるとするならば 華鳥風月 穏やかで懐かしきもの

汚れぬことが 正義なのだろうか? 過ちの中にあるけじめに 魅せられ知った 穢れを恐れぬ愛も 正しさと言うこと


形無いからこそ

感じようと思える それも

生けるものすべて内側に持つ

華鳥風月 測れないから意味がある

だからこそ 愛を彷徨う


悲しめる心も

怒れる優しささえも きっと

生けるものすべて内側に持つ

華・鳥・風・月

何処までも美しくなれ

いつまでも美しくあれ」


—— 「華鳥風月」幽閉サテライト



「感じているか Adam & Eve

愛と言う名の獣(ケモノ)たちよ


禁断の実をアアンアン We love you

踊れ悪魔 腰を振っておくれ

狂え悪魔 可愛い可愛い悪魔


踊れ道化(ピエロ) 今夜演じ切るんだ

狂え道化(ピエロ) それがそれがお前だ」


—— 「獣たちの夜」Buck-Tick(Lyrics: 櫻井敦司)



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